AIと民主主義

序章からの続き https://cotan.biz/?p=1312

https://ja.wikipedia.org/wiki/ホセ・オルテガ・イ・ガセット
は、「過去と協同せず、現在の多数派の欲望だけから解決策を求めようとすると必ず間違える」と訴えている。

オルテガが理想とする本当の民主主義は先人たちが経験してきた成功や失敗の知恵も現在の政策決定へ反映させるべきと言っている。

また、グローバル化してきた現在は自国だけの価値観で押し通すことは短期的には通じるが長期的視点で考えると結局自分たちの首を絞めることになる。

グローバルな視点で、さらに過去も含めた長期的な視点で、多様的に価値観を醸成して行かなければならない。

価値観とは簡単に言うと何かを決めるときの優先順を決める指針のこと。
例えば、輸入関税を上げるか上げないかなど
上げるほうを優先する価値観を持つ人もいれば、上げないほうを優先する価値観を持つ人もいる。
アメリカ(上げる派)と中国(上げてほしくない派)のように・・

その価値観を作るのが経験や知識であり、持続可能な社会を作って行くためには
グローバルな視点で、さらに過去も含めた長期的な視点で、多様的に価値観を醸成して行く必要がある。

そこで、今後AIが社会を席巻してきたとき、どのように持続可能な社会を作って行くための価値観を醸成して行くかを考えてみる。

民主主義的な視点で考えれば、グローバルで長期的な視点で多様的な価値観を尊重しながら、異なるところを妥協しながら落としどころを探ってゆくことになるのだろう。

つまり、最終的には持続可能社会という大方針のもと、異なる意見を尊重するための「妥協と調整」と「寛容さと忍耐強さ」が重要となってくる。

AIにも多様性や寛容さを装備し、多様化した多くのAIどうしが他のAIの行動や決定を評価しあい、グローバルで長期的な視点で調整しあう機能を持つ必要がある。

持続可能社会実現のため、寛容さをもった民主主義で、グローバルな視点で、さらに過去も含めた長期的な視点で、多様的に価値観を醸成する仕組みが必要である。

この辺の方向性としては、参加者が全員で不正を監視するブロックチェーンの仕組が有用な気もする。

と・・いうことで、AIが席巻するまえに、いま、我々が行うべきことを考えてみた。